高齢者人口の増加と労働力不足は多くの国々が近い将来直面する課題です。スウェーデンも例外ではなく、日本では特にこの傾向が顕著です。このような喫緊な社会問題により、私たちは働き方を刷新したり、新たな思考様式へ転換することを迫られています。スウェーデン大使館はこのような問題への対処の仕方の事例を「ソーシャルイノベーション・ダイアローグ-日本とスウェーデン‐ソーシャルイノベーションの試験台として」と題した未来志向のシンポジウムにおいて発表しました。
スマート技術によるソリューションやホリスティックな解決策
発表されたプロジェクトではソーシャルイノベーションの広範囲にわたるアプローチが網羅されました。日常生活の問題に対処するため高度な技術を使う手法もあれば、よりホリスティックな解決を求める手法もありました。
実践されているプロジェクトにはデジタル技術を利用した僻地医療、電動車椅子、認知症高齢者の徘徊対策として爪に貼るQRコード付シール(連絡先情報が入力されたもの)などが発表されました。またIOTやロボットにより保育士の負担を軽減したり、水道の利用によって独居老人の安否確認をするなどの実践例も提示されました。
さらに日本側の発表では、健康寿命を延長するため、クーポン券をつかって地方経済活性化にも貢献するという事例も取り上げられました。健康的なライフスタイルに関心をもってもらい、変化を促すことで、医療費の削減を図り、糖尿病の発生率を抑制する効果が期待されます。スウェーデンからはアイディア・ハブとよばれる地上自治体の職員が行政やケア分野での画期的なアイディアを発展させ、実現できるよう支援するしくみが取り上げられました。
神奈川県の鎌倉では日本とスウェーデンの共同研究の一つが実施されています。高齢になっても活動的でいられることの価値というのがこの研究の核心となるメッセージです。エンドユーザーが実際の生活環境で活動的な生活を送るための支援ツールを試す「リビング・ラボ」の実践です。
シンポジウム後に大使館公邸で行われたレセプションには、82歳のプログラマー若宮正子氏より、退職後にどのようにゲームアプリの開発を学んだのかなどのお話しがありました。高齢者になっても健康でいられるヒントは、できるだけ活動的な生活を続けることだということでした。
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